子育て世帯の自動車購入①売却
子どもが増えて4人家族になったため、独身時代から乗ってきた軽自動車が日常の買い物すら狭く感じるようになり、売却することにしました。
売却を通して高く売る学びがあったので、備忘録として残しておきます。
結論:中古車一括査定サイトに登録後、立ち会いによる同時査定を強行。
参考までに、売却した軽自動車のスペックは以下の通り。
ダイハツ タント
初年度登録:2014年
修復歴:なし
状態:相応のキズ、へこみあり
まずは自分の車が中古車屋でいくらで売られているのか、カーセンサーを例に相場を確認します。
なおカーセンサーは全国の中古車が検索できるサイト。中古車を購入する場合、大概の方がカーセンサーかグーネットを見るはずです。
まずは、思いつく手段で査定してみました。
近所の中古車屋:約25万円
ディーラー:約7万円
近所の中古車屋では、下取りするとしたらこれくらいが相場です、という説明。
自分の中でこの25万円が基準になりました。
続いて、ディーラーで下取り相談。
ダイハツではなくホンダのディーラーさんだったため、在庫として処分しづらいのでこの金額になった可能性が高いです。
10年落ちとは言え、さすがに安すぎるなぁ…
思い悩む中、一括査定サイトを利用することに。
一括査定サイト「MOTA」
比較サイトは数がありますが、見積もり価格の上位3社からしか連絡が来ないという点に惹かれて登録しました。
MOTAの査定のコツは、
車の写真(正面・横・後ろ・メーター、その他傷や凹みが目立つ点)をあらかじめ撮影しておき、登録時にアップすること。
状態はできるだけ正確に書くようにしてください。
見逃しや間違いがあると現物査定の際に査定額ダウンの言い訳に使われます。
自分の場合は
・自覚していない軽微な凹み
・オプションの間違い
があったことから、事前の査定額から下げられましたが文句は言えませんでした…。
査定の結果、上位3社はいずれも60万〜70万という結果に。
これまでの査定額を一気に超えてきました。
なお、上位3社からは現物査定のアポを取らない限り鬼電が来ます。
夜に査定を頼むと翌日昼の12時で査定締め切りなので、平日だと昼休みに電話が延々と鳴る羽目に。
査定の終了時刻を逆算して依頼してください。
また、ここでミスを犯します。
一社目に、「同時査定は辞めてください」と言われてその通りにしてしまったのです。
理由はただの金額の探り合いになってしまうから、とのことでした。
まぁそうだよな…
が、言っておきます。
査定なぞ、所詮金額の探り合いです。
査定に使う中古車の相場テーブルはどの業者もほぼ一緒だそうで。
つまり、その車を在庫として置きたいがためにいくら上乗せできるかの差でしかありません。
これに気づけなかったばかりに、泥沼に嵌ってしまうのでした。
上位3社以外にも現物見積もりを依頼できるそうですが、多くても面倒なので3社を2時間おきにセッティングしました。
まず、一社目Aは9:00にアポ。
しかし、9時を過ぎても来ない。
電話したところ「登録されてませんでした!」とのこと。
大丈夫なのか、この会社…。
1時間遅れて到着した営業担当は平謝りしてから査定開始。
査定結果:60万円台だが不明。
1時間遅れてこれ!?という感じですが、現場の営業担当では金額を出せず「本部決定後に連絡する」の一点張り。
後から聞いた話ですが、MOTAはどの会社が上位を取ったか、金額レンジはどれくらいかも業者間で見られるため、最初の業者は理由をつけて金額を出したがらないそうです。
2番手が+1万円で出してしまうとあっさり負けるためです。
ちなみにその業者は、2番手の業者を「うちを辞めた人間が勤めているが、いい加減なので信用しないほうがいい」とディスって帰っていきました。
続いて査定に来た会社Bは5分遅れて到着。
査定結果:61万円が最低ライン。
全部査定が出たら頑張るので相談してほしいとのこと。
1番手がはっきり金額を出さなかったことを伝えると「あの会社に知り合いがいるが、いつもセコい手段を使う」とディスって帰っていきました。
中古車査定界隈、殺伐としてるな…。
この時点で各社の手の内を明かさない感じに悶々とし、ウソをつくのは苦手だが次の会社には「査定2番目」と言い張ることに決定。
3社目と言うと粘られて契約に持ち込まれそうなのが嫌だったのです。
3番手の会社Cは時間前に到着。
査定結果:60万円台前半。
希望を聞かれたので「ネット査定段階の70万なら即決」と伝え、会社に電話して確認してもらう。
1分後、「厳しい」との返事。
営業のあの“電話”、ホントにしてるのかいつも疑問。
「あと一社残している」と伝えると「その会社に査定してもらった後でうちに電話してきたら、思った金額が出なかったんだなと思って頑張らない。今、うちに決めるなら頑張れる」とのこと。
なるほど、これは一理ある。
結局ただの探り合いなのだ。
何度かやりとりして金額を合わせていく。
相手は64万、こちらは66万。
営業「どうですか?」
自分「間を取って65万にしましょう!」
ということで快く着地。
他の業者に「もう決めました」と65万を伝えると渋い反応。
おそらく他社より高値で取引できたはず。
得るものも多く満足です!
まとめ
必ず立ち合いによる同時査定をしてその場でスパッと決めましょう。
同時査定拒否は、査定額が出揃った上で安く買い叩きたいからです。
バラバラの査定で金額をはっきり言わないのも、高値を出したくない故の作戦。
自分のケースでは相場感はどこも一緒でした。
決め手に欠き連絡を繰り返すと泥沼化するのでやめましょう。

