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RSウイルスに生後2ヶ月が感染した話

解毒パパ

こんにちは。
皆さんはRS(アールエス)ウイルスを知っているでしょうか?
今回は、生後2か月の下の子がRSウイルスに感染した話をします。

RSウイルスとは

子どもなら誰しもかかると言われる病気、それがRSウイルスです。

RSウイルスの感染による急性の呼吸器感染症で、乳幼児に多い感染症です。

潜伏期は2~8日とされ、発熱、鼻汁、咳などの上気道炎症状が数日続きその後、場合によっては、気管支炎や肺炎などの下気道症状が出てきます。

特に生後6ヶ月以内に感染した場合には、細気管支炎や肺炎など重症化することがあります。

生後1歳までに50%以上が、2歳までにほぼ100%の乳幼児が少なくとも一度は感染する、とされています。
引用:厚生労働省サイトより抜粋

ありがちなのが保育園などでの集団感染
我が家の場合、1歳半になる上の子が保育園からもらってきました。
同じクラスで高熱の子が出てしまい、その数日後に発症。
機嫌の悪いわが子の熱をはかると38度超え…

この病気、特効薬があるわけではないので、
病院に行っても検査はしてくれず、いつもの痰を切るお薬などをもらって終了。

恐れていた、下の子への感染

生後6か月未満が感染すると重症化する可能性の高いこの病気。
上の子の発症から数日して、生後2か月の下の子が咳をし始めました

咳き込む感じと、鼻の穴がつまるくらいの鼻水で時折息苦しそうな様子に親も動揺。
小さな体なのにしんどそうで、見ていて本当に辛かったです。

すぐに予約をとって病院に行くと、月齢が低いこともあって即検査。
そこで初めてRSウイルスと判明しました。

症状が重ければ入院にもなってしまうこの病気。
幸いにも重症ではなかったため、
呼吸が楽になる薬を出してもらって様子を見ることになりました。

病院が貸し出した吸入器

レンタルした吸入器を使用する我が子。

毎日通院させていただきましたが幸いにも症状の悪化はなく、
数日後、上の子も含めてようやく症状が落ち着いてきました。
(上の子は退園直前だったので、最後まで元気に遊んでほしかったけど…)

ちなみに親である僕も感染しましたが、
38℃超えの熱や咳、鼻水、そして倦怠感がものすごい。
ネットでは大人は軽症で済む、と書いてあったのに症状が重くてびっくりしました。
SNSでも「思ってたのと違う」という声がちらほらと。
久しぶりに寝たきりとなり、しんどかったです。

なお、妻はピンピンしてました。

なぜ妻は症状が出なかったのか

ここからが伝えたかった本題です。
実は妻は切迫早産による入院中、RSウイルスワクチンを打っていました。

日本では2024年に承認をとったアブリスボという名前のワクチンで、
妊婦に摂取することで、
妊婦経由で赤ちゃんにも生後6か月までの免疫がつくというもの。
ただし、病院には以下の説明を受けました。

  • 妊娠24週~36週の妊婦しか打てない
  • 全額自己負担で3万円強
  • 接種してから2週間以内に産んでしまうと効果が薄い

無知な僕は、産まれてからワクチンを打てばいいのでは?と思ったのですが、
新生児は体が弱いので予防接種できないそうです。

我が家の場合は妻の早産の可能性が高く、
早産児が感染すると重症化しやすいこと、上の子が保育園に通っていることを受けて
病院が提案してくれたとのこと。

保険適用外ということで思わぬ出費に、財布が痛い!と話しつつも
パパが第三のビールを我慢し続けることを天に誓い、打つことに決めました。

接種後は、抗体を獲得する2週間を超えるまでなおさらドキドキ。
もったいないのでまだ生まれないでくれ…!という願いも
なかったわけではありませんが、無事に免疫を獲得してくれた模様。

今回の家庭内感染を経て効果を実感しました。

後悔しないために今できることを

お守りくらいに考えていたRSウイルスワクチンが、
まさか役に立つとは思いませんでした。
万が一、ワクチン注射をしてなかったと思うとぞっとします。

もちろん他のワクチン同様に副作用はあるわけなので、
打つ、打たないの考え方は人それぞれです。
それでも保育園通いの上の子がいる親御さんは、打ったほうがいい!

すっかり元気になった子どもの寝顔を見ながらそう感じています。

参考:厚生労働省サイト

ABOUT ME
解毒パパ
解毒パパ
アラフォー二児のパパ
埼玉県出身。いわゆる「毒親」家庭に育ち、生きにくさを感じながら人生40年。せめて自分の家庭は明るく楽しいものにしたいと願うオジサン。
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